SoC

MT3620

 

特徴

高性能アプリケーションプロセッサとリアルタイムI/Oプロセッサ

MT3620は、最大500MHzで動作するArm Cortex-A7アプリケーションプロセッサ、大規模なL1キャッシュとL2キャッシュ、統合されたSRAMを搭載しており、様々なアプリケーションで効率的な動作を実現します。また、最大200MHzで動作する2つの汎用Arm Cortex-M4F I/Oサブシステムは、5x UART/I2C/SPI、2x I2S、8x ADC、最大12個のPWMカウンタ、最大72x GPIOを含む多数のオンチップペリフェラルの要件をサポートし、主にリアルタイムI/O処理のほか汎用の計算および制御にも使用でき、またCortex-M4Fコアは、任意のオペレーティングシステムを実行することもベアメタルアプリを実行することもできます。Cortex-A7および両Cortex-M4Fプロセッサをサポートするフラッシュメモリは、MT3620パッケージに統合されています。

Microsoft Plutonセキュリティサブシステムと専用Wi-Fiサブシステム

MT3620には、セキュアブートとセキュア処理を実行する独自のArm Cortex-M4Fコアを備えた分離型セキュリティサブシステムが含まれています。
また、専用のAndes N9 32ビットRISCコアによって制御される、1x1デュアルバンド802.11a/b/g/n Wi-Fi無線サブシステムには、無線、ベースバンド、MACが含まれており、電力効率に優れた高スループットのアプリケーションを可能にするように設計されています。

独立したセキュリティ機能とWi-Fiネットワーキングの動作

MT3620には、セキュアブートとセキュア処理を実行する独自のArm Cortex-M4Fコアを備えた分離型セキュリティサブシステムが含まれています。
また、専用のAndes N9 32ビットRISCコアによって制御される、1x1デュアルバンド802.11a/b/g/n Wi-Fi無線サブシステムには、無線、ベースバンド、MACが含まれており、電力効率に優れた高スループットのアプリケーションを可能にするように設計されています。

独立したセキュリティ機能とWi-Fiネットワーキングの動作

セキュリティ機能とWi-Fiネットワーキングの動作は、エンドユーザーアプリケーションから分離され、独立して実行されます。セキュリティ機能とWi-Fiは、定義されたAzure Sphere APIを介してのみアクセス可能であり、エンドユーザーアプリケーションがCortex-A7コアまたはユーザーがアクセス可能なCortex-M4Fコア上で実行されているかどうかにかかわらず、また、エンドユーザーアプリケーションのプログラミングエラーに影響を受けることなく動作することが可能です。

デバイスの認証

MT3620は、接続されたデバイスに高レベルのセキュリティを提供します。このセキュアなソリューションは、デバイスの認証と証明を提供し、
進化する攻撃に直面してもセキュリティを維持するためにリモートの無線ソフトウェア更新をサポートし、エラーログとレポートを自動化します。

ブロック図

資料