STM32Cube.AI

概要

STM32Cube.AIはSTM32CubeMXにX-CUBE-AIを追加することで利用可能です。 X-CUBE-AIは、STM32Cube拡張パッケージとして提供される組込みAI開発用ソフトウェア･ツールです。学習済みニューラル･ネットワークの生成および自動変換を行い、STM32マイクロコントローラ（マイコン）に最適化されたライブラリをユーザのプロジェクトに統合することができます。マイコンの初期化コード自動生成ツール「STM32CubeMX」（バージョン5.4以降）にインストールすることで、簡単に使用することができます。インストール方法については、ユーザ･マニュアル『Getting started with X-CUBE-AI Expansion Package for Artificial Intelligence (AI)』（UM2526）を参照してください。 X-CUBE-AIでは、PCやSTM32マイコンでニューラル･ネットワーク･モデルの検証を行うことができます。また、ユーザがコードを手作業で作成することなく、STM32マイコンで性能を計測することも可能です。

特長

• 学習済みニューラル･ネットワーク･モデルからSTM32マイコンに最適化されたライブラリを自動生成
• KerasやTensorFlow™ Liteなどの各種ディープ･ラーニング･フレームワークのネイティブ･サポートと、PyTorch™、Microsoft® Cognitive Toolkit、MATLAB®などのONNX標準フォーマットにエクスポートできるすべてのフレームワークの- ポート
• KerasネットワークおよびTensorFlow™ Lite量子化ネットワークの8bit量子化をサポート
• 外部Flashメモリに重みデータ、外部RAMにアクティベーション･バッファを格納することができ、より大規模なネットワークの使用に対応
• STM32Cube開発エコシステムへの統合により、STM32ファミリ間において簡単に設計の移行が可能
• TensorFlow™ Liteで作成されたニューラル・ネットワークによる、STM32Cube.AIランタイムまたはTensorFlow™ Lite for Microcontrollersランタイムのいずれかを使用したコード生成
• 自由かつユーザ･フレンドリなライセンス条項

X-CUBE-AIをダウンロード

最適な組込みAIモデルが見つかるSTM32 Model zoo

STM32 AI Model zooは、STM32マイコン上での実行に最適化された学習済み機械学習モデルのコレクションです。GitHubで利用でき、STM32ベースのプロジェクトへのAI機能の追加を目指しているすべてのユーザにとって貴重なリソースです。

• いつでも再学習可能なアプリケーション指向モデルの大規模コレクション
• ユーザのデータセットからモデルを簡単に再学習するためのスクリプト
• ユーザのAIモデルから自動生成されるアプリケーション･コード例

GithubのSTM32 Model zooはこちら

STM32Cube.AIでアプリケーションを強化

AIを活用すると、アプリケーションの新たな可能性が広がります。実際のユース･ケースによるアイデアやリソースを活用して独自のアプリケーションを開発しましょう。以下にFood recognitionの例があるので是非ご参照ください。

Food recognitionはこちら

その他のユース･ケースはこちら

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