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LSM6DSV320X : High G/Low G検出可能な6軸IMU

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LSM6DSV320Xは、16gの3軸デジタル低G加速度センサ、320gの3軸デジタル高G加速度センサ、そし3軸デジタルジャイロスコープを搭載し、4つの独立したチャネル（ユーザーインターフェース、OIS、EIS、高G加速度計データ）で加速度と角速度データを処理するアーキテクチャを備えます。

LSM6DSV320Xは、ジャイロスコープと2つの加速度センサを同一ダイに搭載しており、低G加速度センサの出力結果から高G加速度センサの出力結果へ、あるいはその逆へ自動的に切り替えることが可能です。

低G加速度センサは高解像度と低ノイズで微細な測定を可能にし、高G加速度センサは突発的な衝撃を広範囲に測定できます。
これらのセンサは独立しているため、高Gセンサが飽和しても低Gセンサの測定値には影響がなく、またその逆も同様で、センサごとに個別のフィルタリングと処理を適用することで、アプリケーションをそれぞれの感度に合わせて最適化し、精度を向上させることが出来ます。

これらの特徴から、モバイルやウェアラブル機器における自動車衝突検知による自動緊急通報、あるいはコンシューマー機器における激しい動的動きの追跡によるユーザーやその周囲の状況把握といったアプリケーションに適用出来ます。

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特徴

デュアル加速度計チャンネル
- 低Gチャンネル ±2/±4/±8/±16 g フルスケール
- 高Gチャンネル ±32/±64/±128/±256/±320 g フルスケール
ジャイロスコープのフルスケール: ±250/±500/±1000/±2000/±4000 dps
SPI / I²C および MIPI I3C ® v1.1 シリアルインターフェース
加速度計 (高Gおよび低G)、ジャイロスコープ、および外部センサーのデータ処理を
960 Hzの高速で実行できるプログラム可能なステートマシン
状態判定用の特徴量演算と二分木処理のHW実装
二分木を出力する機械学習デスクトップツールの無償提供
組み込みセンサフュージョン低消費電力 (SFLP) アルゴリズム
最大4.5 KBのFIFO
独立したI/O電源
- I²C電圧範囲: 1.62 V～3.6 V
- SPI / MIPI I3C®拡張電圧範囲：1.08 V～3.6 V
消費電流
- 0.67mA : コンボ高性能モード6軸構成
- 0.80mA : コンボ高性能モード9軸構成