VL53L9CXは、市場をリードする最大2.3kゾーンの解像度を誇る最先端のdToF 3D LiDAR(光検出・測距)モジュールです。小型のリフローパッケージに収められ、必要なコンポーネントをすべて内蔵しているため、真のオールインワンモジュールとして容易に統合できます。SPADアレイ、後処理SoC、専用BCD VCSELドライバで駆動される2つのVCSEL(広範囲照射)、物理赤外線フィルタ、メタサーフェス光学素子(MOE)、および組み込みPMICが含まれています。このモジュールはクラス1レーザーセーフであり、皮膚保護機能も備えています。
従来の赤外線センサと異なり、VL53L9CXはSTマイクロエレクトロニクスの最新世代BSI積層型ダイレクトToF技術を採用しており、対象物の色や反射率に関わらず絶対距離測定が可能です。5cmから8.8mまでの高精度な測距を実現します。VL53L9CXは処理済みデータを最大フレームレート(100Hz)でストリーミング配信できるため、市場最速かつ真の統合3D LiDARカメラモジュールとなっています。出力データは、深度、アクティブ照明付き2D赤外線画像、アクティブ照明なし2D赤外線画像、反射率および信頼度です。
VL53L9CXは、様々なカバーガラス素材を使用することで、強い周囲光条件下を含むあらゆる環境下で最高の測距性能を発揮します。最大54×42ゾーンのマルチゾーン距離測定が可能で、55°×42°の広視野角(ソフトウェアでビニング可能)を備えています。
▶製品ページ (VL53L9CX)
※本製品は2026年7月リリース予定です。データシートのプレリリース版が、上記URLにて公開中です。
以下のようなアプリケーションでの使用が期待できます。
- ロボティクス (SLAM、障害物回避、小型物体認識)
- 拡張現実/仮想現実(AR/VR)の強化 (デュアルカメラ立体視支援、3D室内マッピング)
- 産業用アプリケーション (広視野角とマルチスキャンによるコンテンツ管理)
- スマートホーム (スマートビルディング、スマート照明)
- IoT (ユーザーおよび物体検出)
- モバイルデバイス (望遠ズームカメラアシスト、ビデオフォーカストラッキング)
- プロジェクタ (ビデオプロジェクタの台形補正)
センサ出力例:

主な特徴
- 高速かつ高精度な3DダイレクトTime-of-Flight (dToF) カメラモジュール
- 最大54 x 42の個別ゾーンとビニングオプションを備えたマルチゾーン測距出力
- オンチップ処理により、2D IR画像、深度マップ、周囲マップをストリーミング
- 後処理で信頼度レベルと反射率マップを生成
- 5cmから8.8mまでの測距
- 最大100Hzのフレームレートに対応
- オンチップヒストグラム処理とアルゴリズム補正により、
カバーガラスのクロストークやベールグレアの影響を低減、または除去
- 広視野角(FoV)を備えた完全統合型小型モジュール
- 2つの垂直共振器型面発光レーザー(VCSEL)投光照明による940nmの不可視光と内蔵アナログドライバによるスキャン
- 送信機と受信機の両方にメタサーフェス光学素子(MOE)を使用し、55°×42°(対角71°)の視野角を実現
- 単一光子アバランシェダイオード(SPAD)の受信アレイサイズ:12.8 x 6.1 x 4.6 mm
- 容易かつ柔軟なオールインワンモジュール
- SPADセンサとVCSEL PMICを統合
- 単一リフロー対応部品
- 柔軟な電源オプション:1.2Vと3.3Vのデュアル電源動作に対応
- 幅広いカバーガラス材料に対応
※評価ボード・GUI等の評価環境につきまして、製品リリースに併せて、逐次リリース予定です。
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