STマイクロエレクトロニクスは、2.3kの解像度を備えたオール・イン・ワンのdToF測距センサVL53L9CXを発表しました。
VL53L9CXは、最大2.3kゾーンの解像度を実現する新しいdToF 3D lidarセンサです。デュアル・スキャン投光イルミネータを組み込んだユニークな製品で、小さな物体やエッジを検出し、2D赤外線 (IR) 画像および3D深度マップ情報の両方を取得することができます。すぐに使用できる低消費電力モジュールとして提供され、SPADアレイ、後処理SoC、専用BCD VCSELドライバで駆動する2つのVCSEL (投光照明用)、物理赤外線フィルタ、メタサーフェス光学素子 (MOE)、そして内蔵PMICを搭載しています。
従来のIRセンサとは異なり、STの最新世代BSIスタック型ダイレクトToF技術を採用しています。これにより、対象物の色や反射率に関わらず、絶対距離測定が可能になります。5cmから最大9mまでの高精度な測距を実現します。
また、カメラ・アシスト性能の向上に貢献する機能を豊富に搭載しており、クローズアップ撮影や望遠撮影に対応します。静止画および60フレーム/秒(fps)の高速動画において、レーザー・オートフォーカスやボケ効果、シネマ効果などの機能を使用できます。VR (仮想現実) システムでは、高精度の深度および2D画像を利用して空間マッピングを強化することで、ゲームなどのVR体験 (バーチャル・ビジットや3Dアバターなど) の没入感を高めることができます。さらに、短距離から超長距離まで、小さな物体の境界を検出できるため、仮想現実やSLAM (自己位置推定と環境地図作成の同時実行)といったアプリケーションに最適です。
▶製品ページ (VL53L9CX)
▶動画ページ (VR room mapping)
本製品は2026年Q1量産予定となっております。
以下のようなアプリケーションでの使用が期待できます。
- ロボティクス (SLAM、障害物回避、小型物体認識)
- 拡張現実/仮想現実(AR/VR)の強化 (デュアルカメラ立体視支援、3D室内マッピング)
- 産業用アプリケーション(広視野角とマルチスキャンによるコンテンツ管理)
- スマートホーム(スマートビルディング、スマート照明)
- IoT(ユーザーおよび物体検出)
- モバイルデバイス(望遠ズームカメラアシスト、ビデオフォーカストラッキング)
- プロジェクタ(ビデオプロジェクタの台形補正)
主な特徴
-
高速かつ高精度な3DダイレクトTime-of-Flight(dToF)カメラモジュール
-
最大54 x 42の個別ゾーンとビニングオプションを備えたマルチゾーン測距出力
-
オンチップ処理により、2D IR画像、深度マップ、周囲マップをストリーミング
-
後処理で信頼度マップと反射率マップを生成
-
5cmから9mまでの測距
-
最大60Hzのフレームレートに対応
-
オンチップヒストグラム処理とアルゴリズム補正により、
カバーガラスのクロストークやベールグレアの影響を低減または除去
-
-
広視野角(FoV)を備えた完全統合型小型モジュール
-
2つの垂直共振器型面発光レーザー(VCSEL)投光照明による
940nmの不可視光と内蔵アナログドライバによるスキャン -
送信機と受信機の両方にメタサーフェス光学素子(MOE)を使用し、
対角71°の視野角を実現 -
単一光子アバランシェダイオード(SPAD)の受信アレイ
サイズ:12.8 x 6.1 x 4.6 mm
-
-
容易かつ柔軟なオールインワンモジュール
-
SPADセンサーとVCSEL PMICを統合
-
単一リフロー対応部品
-
柔軟な電源オプション:1.2Vと3.3Vのデュアル電源動作に対応
- 幅広いカバーガラス材料に対応
-
ST社製品の在庫確認やお見積り
お問合せフォームからご相談・ご請求ください。
オンラインでのご購入はFarnell Japanから! (Farnell Japanはアヴネットのグループ会社です)