FPGAプログラミング製品
ザイリンクスのFPGA/SoC製品と共に使われているコンフィグレーションROM及びデバックにはプログラミング専用ケーブルが必要と成ります。最近ではザイリンクス社やDigilent社が発売する評価ボードには表面実装タイプのプログラミング専用モジュールが搭載されておりUSB-A to MicroBケーブルを利用するだけでプログラミングやデバックが可能となり便利に使われているとおもいます。
しかし、これらのプログラミング製品も種類が増えてきていますので、本ページでは製品毎の機能について簡単に紹介致します。用途に合わせたプログラミング製品を選ぶ際の目安としてご利用ください。
SmartLynqデータケーブル
汎用のHW-USB-II-Gより高機能なプログラミングソリューションとしてリリースされました。 USBに加えEthernet経由のホストPCアクセスが可能です また、ビットストリームプログラミング性能も向上しています。 SoC系FPGAのLinux/Hypervisorデバック機能やデバック用のGPIOをトリガ入出力に使う事が可能です。
| 比較 | プラットフォームケーブルUSB II | SmartLynqデータケーブル |
|---|---|---|
| デバイスプログラミングとハードェアデバッグ | Y | Y |
| 基本のソフトウェアデバッグ | Y | Y |
| OS/Hypervisor認識デバッグ | N | Y |
| リモートアクセス/デバッグ機能 | N | Y |
| USB 2.0 ホストインターフェース | Y | Y |
| 10/100/1000 Ethernetホストインターフェース | N | Y |
| デフォルトのビットストリームプログラミング速度(MB/s) | 0.4 | 4 |
| JTAG最大クロックスピード(MHz) | 12 | 40 |
| PC4 JTAG またはフライングリード(提供されている)を介するターゲットへの接続 | Y | Y |
| フライングリードケーブル(提供されている)を使用するGPIOを利用可能 | N | Y |
| ハードウェアサーバの適用 | ホスト上 | ローカルからケーブル |
Digilent社 JTAG-HS2, JTAG-HS3
Diglent社のプログラミングケーブルは携帯に便利な小型モジュール形状となっています。ザイリンクスのiMPACT, ChipScope, EDK等との接続も実現しておりザイリンクス正規品のプログラミングケーブル同等の機能を有しています。プログラミング性能も最大30Mbit/SとHW-USB-II-Gのプログラミングスピードを凌駕しています。FPGA製品をターゲットとする場合JTAG-HS2をSoC製品をターゲットとした場合はJTAG-HS3をご利用ください。各ケーブルの性能についてはDigilent社プログラミング製品のページを参照ください。
Digilent社 JTAG-SMT2, JTAG-SMT2-NC
Digilent社のプログラミングケーブルの機能をお客様基板に搭載できるようにモジュール基板に仕上げた製品がJTAG-SMT製品となります。JTAG-SMT2とSMT2-NCの違いはMicroUSBのコネクタ搭載有無となります。MicroUSBコネクタをお客様基板に自由に配置したい場合やJTAG-SMT2のMicroUSBコネクタ実装の端子が実装時に干渉する場合には”-NC”を選択下さい。JTAG-HS3の機能をモジュール化したJTAG-SMT3もはんばいしております、本モジュール製品はお客様の量産用基板にも搭載可能です、ボリューム価格に関しては、詳細ページのお問い合わせリンクよりご相談下さい。
本製品の紹介や機能比較はDigilent社プログラミング製品ページをご覧ください。
