フィジカルAIと自律型ロボットの開発を支える、ヘテロジニアスコンピューティング基盤。
AMD Kria AI SOMとRobotics Developer Platformにより、設計から試作、製品開発までを支援します。
ロボットの「認識・判断・制御」を支えるAIコンピューティング
CPU・GPU・NPUとユニファイドメモリを、量産を見据えたモジュールに集約
AMD Kria™ AI ソリューションは、ロボティクスや自律型マシン向けのフィジカルAI開発を対象とした製品群です。Ryzen™ AI Embedded X100シリーズを搭載するKria AI SOMを演算基盤とし、センサーや産業用インターフェースを備えたロボティクス開発プラットフォームへと展開できます。AI処理とリアルタイム制御を組み合わせるシステムの開発を支援します。
- ヘテロジニアス演算:
CPU・統合GPU・NPUが役割を分担し、ロボットの制御やAI推論など多様な処理を支援します。 - モジュールを活用した設計:
COM-HPCフォームファクターのKria AI SOMをベースに、システムに必要な入出力を設計できます。 - 試作から製品化へ:
ロボティクス向け開発プラットフォームとオープンなソフトウェア環境を活用できます。
AMD Kria AI SOM:フィジカルAIの演算基盤
AMD Kria AI SOMは、AMD Ryzen™ AI Embedded X100シリーズを搭載したCOM-HPCフォームファクターのシステム・オン・モジュールです。「Zen 5」CPU、AMD RDNA™ 3.5アーキテクチャの統合GPU、AMD XDNA™ 2 NPUとLPDDR5xユニファイドメモリを組み合わせ、ロボットや自律型マシンの知覚・推論・制御に対応します。
※16コアCPUと50 TOPS NPUはRyzen AI Embedded X199を搭載する開発プラットフォームの公表値です。128 GBは最大メモリ構成、8系統のカメラ入力はキャリアカードを含む開発プラットフォームの仕様です。
CPU・GPU・NPUのデータ連携を支えるユニファイドメモリ
Kria AI SOMは、CPU・GPU・NPUがメモリ資源を共有できるユニファイドメモリアーキテクチャを採用しています。個別の演算エンジン間でのデータ受け渡しを効率化し、画像処理、AI推論、制御処理などを組み合わせるフィジカルAIシステムに適した構成です。
不要なデータコピーを抑えることで、データ移動に伴うオーバーヘッドやレイテンシの低減に役立ちます。実際のデータ共有方式や性能は、利用するソフトウェアおよび実装に依存します。
特徴
01 / COMPUTE
リアルタイム制御とAI演算を統合
CPUによる制御処理に、GPUとNPUによるAI処理を組み合わせ、ロボティクスで必要な複数のワークロードに対応します。
02 / MEMORY
統合メモリによるデータ連携
LPDDR5xユニファイドメモリを活用し、演算エンジン間でのデータ共有を効率化。メモリ資源を活用する組込みAIシステムの設計を支えます。
03 / OPEN DEVELOPMENT
オープンな開発環境を活用
AMD ROCm™ソフトウェアやROS 2を基盤とするAMDロボティクス ソフトウェア スイートにより、ロボット向けアプリケーションの開発を支援します。
04 / MODULAR DESIGN
用途に応じたシステム構成
Kria AI SOMを演算基盤とし、FPGAやセンサー・産業用通信インターフェースを搭載したキャリアカードと組み合わせられます。
AMD Kria AI Robotics Developer Platform
AMD Kria AI Robotics Developer Platformは、Kria AI SOMとロボティクス用キャリアカードを組み合わせた開発プラットフォームです。
AMD Ryzen™ AI Embedded X199を搭載するSOMと、AMD Spartan™ UltraScale+™ FPGAを搭載したキャリアカードを組み合わせ、カメラなどのセンサー接続や産業用通信に対応。工場ロボット、AMR (自律移動ロボット)、モバイルマニピュレータ、ヒューマノイドなどの開発に活用できます。

- HARDWARE 01 / Kria AI SOM:
Ryzen AI Embedded X199を搭載。16コアCPU、統合GPU、最大50 TOPSのNPUとユニファイドメモリが演算処理を担います。 - HARDWARE 02 / FPGA搭載キャリアカード:
Spartan UltraScale+ FPGAを搭載。センサー、カメラ、ネットワーク、産業用I/Oとの接続を提供します。 - SOFTWARE / ロボティクス開発環境:
AMD ROCmソフトウェアと、ROS 2を基盤としたAMDロボティクス ソフトウェア スイートを活用できます。 - 主なインターフェース:
カメラ:FAKRA経由で最大8入力 (GMSL対応)/ネットワーク:10GbE QSFP、EtherCAT/TSN向け1GbE RJ45など/産業用通信:CAN-FD、RS485/汎用接続:USB4 など。
※本項目はRobotics Developer Platformのキャリアカードを含む構成に関する説明です。SOM単体の端子仕様ではありません。
※仕様は予告なく変更される場合があります。(2026年10月時点の情報)
※使用条件により性能が異なる場合があります。